活動レポート

第5回がんアライ部・名古屋勉強会をオンライン開催しました

第5回がんアライ部・名古屋勉強会をオンライン開催しました

7月16日(金)、第5回がんアライ部・名古屋勉強会をZOOMにて行いました。「仕事と治療の両立支援ネット―ブリッジ」との共催です。

勉強会のテーマは、「先駆企業から学ぶ~両立支援における社内体制の構築と運用~」です。

 

講師は、2016年に「がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰」で優秀賞を受賞、支援制度を周知する目的で作成された『がんに関する就労支援ハンドブック』作成に携わられた中外製薬株式会社 人事部 人事推進グループ課長 藤林哲也さん。

 

藤林さんがハンドブックを作成された経緯や、作成における課題、運用体制の維持など、順をおって丁寧にお話いただきました。

 

なお、藤林さんには以前、がんアライ部でもインタビューさせていただいております。以下の記事も合わせてご覧ください。

 

>>鍵は人事と医療スタッフの連携!中外製薬に聞く、『がんに関する就労支援ハンドブック』作成のポイント

 

がん治療と就労の両立支援のポイントとして以下を上げていただき、それぞれの内容についても細かくご案内いただきました。

 

①制度をパッケージで知らせる

⇒「がんに関する就労支援ハンドブック」の作成

 

②柔軟に制度運用する

⇒人事部長判断による柔軟な制度運用

 

③窓口につなぐ

⇒職場の上司、産業保健スタッフ、人事担当マネジャー、人事など複数相談窓口設定し相互連携

 

質疑応答では、具体的な質問が多く寄せられ、参加者の関心の高さが伺えました。その一部をご紹介します。

 

質問:制度運用の事例は?

療養休暇は7日間以上からの取得となっていたが、1日単位で取得可能にした。また在宅勤務は5日間しか認めてなかったが、就業規則をこえる対応として全日在宅勤務を認めた。

 

例えば休職期間はトータルの取得日数は延長できないものの、その使い方は運用次第で工夫できることもある。制度の運用は個別の事情と照らし合わせて、新しい制度を作ろうとするよりも、今ある制度を従業員にとってより分かりやすく、使いやすくするにはどうしたらいいかという視点で考えてきた。 

 

グループディスカッション

 

グループワークでは、「社内体制の構築と運用、まず何からはじめよう」をテーマにディスカッションをしました。ワークショップ後の各グループの発表では、藤林さんの講演での気付きや課題感など活発なコミュニケーションがありました。

 

各グループからの発表

・社内イントラの中で全部説明しようと考えていたが、状況によりアクセスできないという視点が抜けていた。紙で渡して必要な時に情報が得られることが重要と気付いた。

 

・当社では職種によって使用できる制度や運用方法が変わってくるため、対応が異なる。そのあたりが運用の難しさにつながっている。

・がんの治療は短期や日帰りの場合もあり、本人が言わないと会社が気付かないこともある。社員の目のつくところにハンドブックがあることは大切。

 

・すごく画期的な制度があるというよりも、今ある制度を地道に周知して、一つ一つ運用して改善していくことが、社員の働きやすさにつながると思った。

・研修の内容は覚えられていない前提で研修をしているという話があった。それでも研修を続けると、何かあった際に相談できるところがあると思い出してもらえる。それこそが研修の大きなポイントとおっしゃられていて参考になった。

 

対面でのイベント開催が難しい状況が続いていますが、これからもがんアライ部ではオンラインでの勉強会や交流会など、企画していきます。

 

また、がんアライ部ではがんの治療をしながら働きやすい職場や社会を実現するため、企業の「がんアライ宣言」を募集しています。自社が、がん罹患者の味方「アライ(ally)」であること、「がんとともにはたらき続けられる企業」であることを、世の中にも働く従業員の方にも、宣言してみませんか?

 

>>がんアライ宣言の詳細はこちら

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