がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2022ゴールド】株式会社九州日立システムズの「がんと就労」施策 - がんアライ部

【がんアライアワード2022ゴールド】株式会社九州日立システムズの「がんと就労」施策 - がんアライ部

がんアライアワード2022に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

ゴールド受賞:株式会社九州日立システムズ

業種:システム構築事業、システム運用・監視・保守事業、ネットワークサービス事業、情報関連機器・ソフトウェアの販売と開発

従業員数:574名

https://www.kyushu-hitachi-systems.co.jp/

取り組みのきっかけ

 

がんに罹患する従業員が増加するなか、治療の必要性を理由とした就業の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら、働きがいを持ち続けられる会社をめざし、取り組みを開始した。

 

総務担当者による、会社制度(休職制度・短時間勤務・在宅勤務等)の提案、医療スタッフによる支援(定期面談による心身両面のサポート、必要時上長や総務へ橋渡し)、職場上長の支援(日々の声掛け、業務調整、休職中の連絡など心理面のサポート)など、チームで連携して個々に応じた支援を行っている。

 

風土づくり

 

◆2018年よりがんに対する知識および健康経営を深める活動を取り組み中。

・22年度は、「健康診断の受け方・活かし方」セミナーをオンラインにて開催。

 

第一部は、人事労務担当より「健康診断の受け方」第二部は、保健師より「健康診断の活かし方」を実施。

 

健康診断を受ける目的や健診でみつかる多くの病気が早期では自覚症状が出ないのが特徴であること、健診数値や画像所見を定期的に確認することで、早期に見つけて対処することが可能になること、会社としても、貴重な人財を守るために、「がん対策」に取り組んでいること、「がん対策」として、がん検診をはじめとするオプション検査の会社補助が22年度より導入されたことを動機づけ受診を推奨した。

 

・8月には従業員のご家族も参加し、「健康デー」を開催。昨年に引き続き社内産業医より「がんのお話し~命をまもるためにできること~」と題し、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、前立腺がんなど早期発見、早期治療、がん予防について開催。その後、がん体験者によるメッセージを伝えた。

 

・(「食事で仕事のパフォーマンスが上がる?!」今、話題の“時間栄養学”で健康の一歩先へ)と題し、栄養セミナー、歯科セミナー「予防歯科アップデート!」も同日開催、また各種相談会も実施され、従業員・従業員の家族ともに健康意識を高める1日となり、健康に過ごすために自己保健義務の周知が再徹底された。

 

相談できる環境づくり

 

◆がんに罹患した社員が安心して相談できるよう、社内イントラで「仕事と治療の両立支援サポート体制」を周知。「本人」「所属上長」「産業医・保健師」「人事・総務スタッフ」が一体となり、個人の治療状況に応じてサポートする体制があることを周知している。

 

◆がんに罹患した方や、家族ががんに罹患した方の相談窓口として、実際にがんを経験された社内のがんサバイバーの方にご相談できる体制を構築中。現時点では、必要なケースに個別にご案内しているが、今後がんサバイバーの方のご協力の下、どなたでも気軽に相談できる環境作りを進めていく予定。

 

◆両立支援コーディネーター(産業保健スタッフ、総務・人事担当者)を2名配置、社内へ周知している。

 

◆がん治療をしている社員への勤務上の配慮検討のために必要な情報は、社内産業保健スタッフ(主として産業医)が主治医と情報連携し、配慮検討に必要な情報展開を会社側(人事・総務スタッフ)に行っている。

 

 制度

 

◆毎年3月の人間ドック申込み時期に合わせ、35歳以上の全社員に対して、がん検診メニューと補助金申請方法等を案内する通知メールを発信。検診受診率の向上をめざしている。

 

・人間ドック時のオプションとして各種がん検診の受診を推奨しており、がん検診受診者には、健康保険組合および事業所から補助金を支給している。

 

◆仕事と治療の両立支援制度として、フレックス勤務、時間単位年休、時差出勤等の柔軟な勤務・休暇制度あり。

 

2020年10月からは、働きながら治療を続けるニーズが高まっていることを受け、がん治療他を対象とした「治療勤務制度取扱規則」が新たに制定され、短時間勤務(7時間、6.5時間、6時間、5時間)や、在宅勤務制度を利用可能となった。

 

◆健診事後措置として、法定の定期健診以外の項目についても、把握できる範囲で産業医・保健師による確認を行い、要精査者の受診勧奨を行っている。

 

その他の取り組みやエピソード

 

◆在宅勤務が定着するなかで、上長が部下の些細な様子の変化にも気づける、部下も上長へ包み隠さず体調や要望を伝えられる環境を作ることが重要。各職場でオンラインを活用したミーティング等コミュニケーション施策を推進。(Outlook、Teamas、1ON1等のツールを活用し相互のコミュニケーション促進)

 

◆罹患した社員が疾病を必要に応じ上長、部下に共有を行うとともに、治療スケジュール等も必要に応じ開示することで、業務支援をしやすい環境作りを実施。罹患した社員が職場と連携し、治療にあわせ業務スケジュールを調整、在宅、出勤、休暇を組み合わせ就労を両立。

 

また、職場、医療スタッフの連携および会社制度の理解を促し、利用促進。

 

抱負

 

・従業員が身近に自分事として捉えることができるよう、罹患した社員のセミナー開催

 

・「罹患した際の就労について」「制度の利用方法」等周知できるよう、継続的にセミナーを実施。

 

講評・コメント

 

・従業員のご家族が参加できる健康デーを開催し、従業員だけでなく従業員の家族の健康意識を高めるための活動を推進されています。

 

・罹患社員の疾病や治療スケジュール等を必要に応じて上長や同僚に情報開示することで、業務支援をしやすい環境づくりに取り組まれています。

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