がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2021 ゴールド】サッポロビール株式会社の「がんと就労」施策

【がんアライアワード2021 ゴールド】サッポロビール株式会社の「がんと就労」施策

がんアライアワード2021に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

ゴールド受賞:サッポロビール株式会社

事業内容:酒類製造業

従業員数:2,259人(2020年12月現在)

ウェブサイト:https://www.sapporobeer.jp/

取り組みのきっかけやエピソード

 

・健康保険組合のデータ上、がんの検査・治療を受けた社員数が想像以上に多かったことから、2017年に人事部として「治療と仕事の両立支援ガイドブック」の作成に取り掛かり、実際のがん経験者も入って推進することとした。

 

・本年からCan Starsの参加資格を従来の「がんを経験した社員本人」のみから「がん経験者の家族・遺族である社員」を加え、拡大した(新しい対象者の参加はまだなし)。

 

・Can Starsの参加資格の拡大を踏まえてがんアライ宣言を改定し、社長とがんサバイバー代表、産業保健スタッフが一緒に宣言した写真と共に改めて通達で社内周知した。

 

・「Can Stars」は他企業等との交流も行う中、一般社団法人CSRプロジェクトを中心にWorkCAN’sの枠組みで進める「企業内ピアサポーターの育成」を側面支援し、本年5月の「第2回企業合同ピアサポート研修」や10月の「Beグッド・パートナーズ研修」開催に当たって他企業7,8社に声掛けして、活動の重要性の理解促進や社会の中で働くサバイバーのつながりの形成にも取組んでいる。

 

・WorkCAN’sの課外活動として、生活者の強い思いをもとにビールの商品化を実現する自社の仕組みを活用し、がんサバイバーの思いに基づく「生きている喜びを心から実感できるビールづくり」に取組み中で、本年4月の開始時には他企業と3社合同リリースを発信した。

 

・2019年以降、サッポログループのサステナビリティ重点課題の中長期目標に「がん治療中・介護中の社員が働き続けられる環境整備を行う」ことを盛込んでおり、これまでのがんアライアワード・ゴールドの受賞に関しても、社内周知に加えて社外にもリリースを発信し、社外向けの「サステナビリティブック」や「株主通信」にも掲載している。

 

風土づくり

 

◆生活習慣病健診(健康保険組合が実施する健康診断、がん検診相当の項目含む)について、会社からも費用を一部補助し、就業時間中に受診可能な制度とした上、会社側からも積極的に受診勧奨を実施している。

 

◆「治療と就労の両立支援マニュアル」を作成し、社内イントラに掲載することで、がんに罹患した社員が治療と就労の両立に当たり必要な情報をいつでも閲覧できるような環境を整備している。

 

◆自社の健康経営・ダイバーシティ&インクルージョン推進の目的から2019年に発足したがん経験者の社内コミュニティ「Can Stars」に関し、社内会合や社外協働の活動をイントラネットでほぼ隔月発信している他、一般社員が昼休みに気軽に体験談をオンラインで聞ける「Can Starsカフェ」を本年からスタートした。

 

相談できる環境づくり

 

◆上司とは定期的に個人面談をする制度があり、その中で治療や仕事について相談できる体制を整備している。

 

◆全国事業場に産業医・保健師を配置しており、健康面での相談がしやすい体制を整えている。

 

◆自分の健康や家族事情を含めて、キャリアのことを社内のキャリア相談員にいつでも相談できるキャリア相談制度がある。

 

◆人事・上司・産業医・保健師が、定期的に状況確認・相談できる体制を整えている。

 

◆がんを罹患した社員への情報提供元や相談先としてのCan Starsの活用依頼を、Can Starsとして全国事業場の人事総務部部署に発信した。

 

制度・配慮

 

◆失効した有給休暇を治療等に充当できる積立休暇に加え、時間有休・スーパーフレックス・テレワークを導入し、柔軟な勤務が可能になることで治療を続けながら就労継続できる体制を整えている。

 

◆がんに罹患した社員・その上司向けに「治療と就労の両立支援ガイドブック」を作成し、社内イントラに掲載。治療と就労の両立にあたり必要な情報をすぐに得られるよう体制を整備している。

 

◆治療と仕事の両立に使える治療短時間勤務制度を導入している。

 

◆2017年の「サッポログループ健幸創造宣言」に基づき、日常の中で健康に関する話題を増やす身近な健康推進者として「健康アンバサダー」を2020年より任命し、定期的に「健康アンバサダー勉強会」を開催している。

 

講評・コメント

 

・がん経験者の社内コミュニティ「Can Stars」が社内外の活動をイントラネットでほぼ隔月に発信、体験談をオンラインで聞ける「Can Stars カフェ」を開始されるなど、風土・環境作りを進められています

 

・がんアライ宣言を改定され、社長とがんサバイバー代表、産業保健スタッフで一緒に宣言だれた写真から、会社が一丸となってがんと就労の課題に取り組まれていることが伝わってきます。

 

・自社での活動にとどまらず、他社との連携・協力をすすめて、働くサバイバーのつながり創出にも貢献されています。

 

>>「がんアライアワード 2021」受賞企業と事例集一覧はこちら

Member部員

を押して、がんアライ部の部員になる

「がんアライ部」にご賛同いただける方はすべて部員と考えています。
まずはFacebookからつながり、一緒にがんとともに生きる社会をつくりましょう!