がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2020 ブロンズ】株式会社encycloの「がんと就労」施策

【がんアライアワード2020 ブロンズ】株式会社encycloの「がんと就労」施策

がんアライアワード2020に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

ブロンズ受賞:株式会社encyclo

事業内容:後遺症等に対応したレッグウェア、インナーウェアの企画販売

従業員数:2人

ウェブサイト:https://encyclo.co.jp/

 

取り組みのきっかけやエピソード

 

・そもそも事業の成り立ちが、【がん治療後によりその人らしくいられるために我々は、何をすべきか】、という問いから生まれた事業であることです。がん治療と就労の両立は、ポーラ・オルビスグループの中で定着してきており、我々の課題感は、がん後の後遺症まで含めたサポートやQOLに広がってまいりました。

 

・がんの治療を終えた後、その方の心身は、がん罹患前と全く同じであることはほとんどありません。

 

・がん治療後までサポートできるような「がん治療と就労の両立」を目指していきたいと思います。

 

風土づくり

 

【はじめに】

・㈱encycloは、子宮頸がんに罹患した経験を持つ 代表の水田悠子と、㈱ポーラにて がんと就労の両立のプログラムを立ち上げた 共同創業者 齋藤明子の2名で立ち上げた ㈱ポーラ・オルビスホールディングスの新規事業です。

 

・がん治療後の長い人生を、もっとその人らしくいていただくために、我々は何をすべきか、を問いながら事業を進めており、現在、がん経験者にインタビューをしながら、婦人科がんの後遺症として多くの方が悩まれる「リンパ浮腫」のための医療用弾性ストッキングの商品開発を進めております。

 

・社員数はまだ2名しかいませんが、事業そのものが 「がんアライ」がベースとなっております。今回のエントリーは、事業PRを目的としたものではなく、がん後の「アライ」や両立支援が、我々の事業の中にとどまることなく、もっと社会全体に広がることを願ってエントリーいたしました。

 

◆現状の医療用弾性ストッキングは、一生続く 後遺症「リンパ浮腫」のケアのために、毎日着用しなければならないにも関わらず、見た目や履き心地が十分なものがなく、外出をためらったり、人目を気にしたりなど がん治療後の気持ちを非常に重いものにしていました。

 

そこで、encycloでは、少しでも気持ちを前向きにしていただくため、実際にリンパ浮腫で悩む方の声を丁寧にヒアリングしながら商品開発をしております。

 

◆創業者2名が がんに関する理解があるため、インタビューなどの際も安心と期待をもって 我々とコミュニケーションをとってくださいます。

 

相談できる環境づくり

 

◆がん後の人生を生きる方からは、がん経験を持つ水田に ご自身の不安を気軽に相談してくださいます。

 

◆必要に応じて、我々の知る医療サービス等のご案内をさせていただくこともあります。

 

◆また、患者さん自身が ご自分の経験を 同じ後遺症で悩む人のために役立てたい、と考えてくださっていて、患者さんとencycloが同じ目的をもって前に進んでいる実感があります。

 

制度・配慮

 

こちらは、encyclo で働く2人が活用できる仕組みを紹介しております。

 

◆健康増進・早期発見の取り組み 

【ポーラ・オルビスグループの充実した健康診断を受診できます】

健康診断もオプションが選択しやすく、自分の健康状態に合わせて幅広い項目の検診を受けることが可能です。健康診断、再検査は業務時間中に行くことができ、往復の交通費も支給されます。

 

・年1回の健康診断時では、がん検診・婦人科検診をワンストップで受診することが可能です。30歳以上の女性が受診できる乳がん検診では、マンモグラフィーか超音波検査を自分で選べます。子宮頸部細胞診と子宮経腟超音波は全年齢に補助されます。

 

・2018年5月からは、従業員が健康診断の結果をわかりやすく理解できるようにPepUp(ペップアップ)というwebサービスを導入し、情報提供・フィードバックしています。

 

◆働きやすい制度

・働き方も柔軟で、リモートワークの環境は整っており、時間単位の有給、半日有給など 治療と両立しやすい仕組みもあります。

 

新型コロナウィルスの感染拡大による影響に応じて新しく始めた「がんと就労」の取り組み等に関するエピソード

 

・テレワーク環境が整い、働き方もより柔軟になったおかげで、通院がしやすくなりました。

 

・また、事業を企画する上で、遠方のがん経験者 複数名にZOOMでインタビューをする機会がありましたが、これは、コロナ前には難しいことだったように思います。おかげで、都心と地方の治療環境の差などを知ることができました。

 

・がん以外のエピソードにはなりますが、ポーラ・オルビスグループの健康管理センターから健康に関するニュースレターがイントラネット上の掲示板に投稿されるようになるなどの変化がありました。

 

講評・コメント

 

がん罹患経験のある代表者と、がんと就労に関するプログラムの立ち上げ経験のある共同創業者が立ち上げられた企業であり、事業内容も罹患者によりそったものになっています。
今後もがんと就労に関する風土・環境・制度づくりを社内外で進められることを期待しています。

 

Member部員

を押して、がんアライ部の部員になる

「がんアライ部」にご賛同いただける方はすべて部員と考えています。
まずはFacebookからつながり、一緒にがんとともに生きる社会をつくりましょう!