がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントの「がんと就労」施策

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントの「がんと就労」施策

がんアライアワード2019に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント

業種: 人材紹介・職業紹介

従業員数: 1,092名

ウェブサイト:http://www.jac-recruitment.jp/

取り組みのきっかけやエピソード

 

・2014年に、大腸がんに罹患し長期入院を余儀なくされた管理職社員(以下、当該社員)がいた。彼の顧客対応は部下が率先して巻き取り、上長は役員、管理部門への説明と復職に向けた準備を進めた。緊急入院だったこともあり突然のことではあったが、関係各所が率先して柔軟な対応をとったため、結果として大きなトラブルなく組織運営、顧客対応が継続された。

 

・当該社員復職後、当初は管理職として職務に当たっていたが体調上の理由から復職後1か月で降格を申し出てきた。その際も上長は快く応じ、素早く業務を巻き取り役職を兼任して対応した。また、当該社員の等級は下げず、結果として給与も変わらない状態とした。

 

・その後当該社員は数度転移し、その都度休職をしているが上司・同僚が協力して彼の業務を巻き取り、復職後も一部業務を肩代わりするなどのサポートを行った。当該社員もフレックスタイムや有給休暇制度(全日、半日)を効果的に活用し、職務遂行と治療を継続していた。

 

・評価制度は他社員と同じものを適用し、戦力としての活躍を要求し続けた結果、最初は苦戦していたが業務効率化やプロセス改善に着手し、短時間で高成績を出す彼なりの働き方や成功手法を導き出し、今では部署の模範社員の一人として活躍している。

 

風土づくり

 

◆病気療養との両立を支援する考え方について、経営としてのメッセージを社内外に発信している

 

◆そもそも、育児との両立支援に力を入れており、療養と両立する社員を受け入れる風土ができている。

 

◆フレックス勤務制度

 

◆在宅勤務制度

 

◆積立有給休暇制度

 

◆長期休職制度

※また、健康増進を意図した取り組みとして以下があります。

 

◆健康診断/人間ドックの受診促進及び費用補助

 

◆7時間労働制

 

◆就業時間中の喫煙の禁止

 

◆運動施設の利用補助(スポーツクラブ等の運動施設利用に対して、毎月最大4,000円までの費用を補助。)

 

◆運動推進プログラム(ヘルシーチャレンジ)の導入(1週間の運動量に応じてポイントを付与。3ヵ月間で一定のポイントを取得するとQuoカード(最大4,500円)を進呈します。)

 

相談できる環境づくり

 

◆病気治療と仕事の両立支援の全体図をイントラネットに掲載。がん患者社員のインタビュー記事を社内報に掲載、彼の活躍の様子を知らせることで病気でも働ける環境であり、それを応援する会社であることをPRしている。

 

◆がんに限らず、自身の闘病や親の介護、家族の看病、保育等で退職を余儀なくされるケースでも、復職ならびに再就職を提案し、事態収拾後に当社に復帰することを積極的に提案している。事実、一般社員ならびに管理職で復職経験者が複数名いる。

 

◆産業医への相談窓口を設けている

 

◆社外に医療相談、公的給付に関する専門家への相談窓口を契約している

 

制度

 

◆年に1度の健康診断を義務付けている。

 

◆相談窓口を設けて社内イントラネットで周知しており、3か月に一度全社にリマインドをしている。

 

◆小規模チーム制を導入し、部下と上司の関係を緊密に保つ組織づくりを推進している。

 

◆上司部下の個人面談について、半期に一回を義務化し、さらに毎週ならびに月数回の定例面談を推奨。緊密な関係性作りを行っている。

 

◆部署内交流を目的とした食事会補助金制度を設けており、上司部下の交流ならびに同僚間の交流を醸成している。

 

◆産業医への相談窓口を設けている

 

講評・コメント

 

がん罹患者と上司・同僚が適切なコミュニケーションを取りながら、がんの治療と就労を両立させ、復職後も業務上の成果をあげて活躍されているエピソードから、がん罹患者を支える環境があることが伝わってきます。

 

がん罹患者の声を活かした制度づくりをさらに進められることを期待しています。

 

>アワード受賞企業の事例集一覧はこちら

Member部員

を押して、がんアライ部の部員になる

「がんアライ部」にご賛同いただける方はすべて部員と考えています。
まずはFacebookからつながり、一緒にがんとともに生きる社会をつくりましょう!