がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社CRAZYの「がんと就労」施策

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社CRAZYの「がんと就労」施策

がんアライアワード2019に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:株式会社CRAZY

業種: 婚礼・イベント業

従業員数: 79名

ウェブサイト:https://www.crazy.co.jp/

取り組みのきっかけやエピソード

 

・もともと株式会社 CRAZY は創業当時より経営の優先順位の一番を「健康」としていたところから始まります。社員間では、自身や家族、共に働く仲間の健康を「仕事」より大事なものと捉える風土がありました。

 

・そんな中、創業4年目で新卒から働いている男性社員が悪性リンパ腫に罹患し、個人の容態を本人やご家族の意向と合わせて休職としたことがありました。創業からずっと会社を支えてきてくれた彼の病気のことは、本人の希望もあり、全社員の前で休職に入る前日に、彼の口から語られました。全員でハグをして、早く病気を治して帰ってこい、と励まし合いました。

 

・その際は、回復後に復職の希望があったため、彼の体調に合わせた働き方が可能な部署への配属を話し合いの中で決定しました。その後も治療や入院、休職が発生し、回復後に本人の希望で復職が望まれた際は、体調を考慮した配属を本人と相談しながら決めています。

 

・がんに罹患した社員は上記の男性社員のみでしたが、彼の病や復職を通して社内ではより「健康」の重要性への意識が高まりました。

 

・今年2019年5月には、中島ナオさんというがん闘病生活を送っている彼女が立ち上げたdeleteCの活動に参画。「CRAZY」の「C」を消すと共に5/11イベントの運営、そして当日のアフターパーティーを弊社にてプロデュースさせていただきました。

 

風土づくり

 

◆自分で働き方を決められる方針をとっており、がんだけではなく、ライフステージによる変化(妊娠・出産・配偶者の転勤等)の際には制度に人を合わせることではなく、各人のスタイルを尊重しその人にあった働き方を提案し、実行できる風土があります。

 

相談できる環境づくり

 

◆入社時に全社員の前でライフプレゼンテーションを行い、仕事のスペックではなく、社員一人ひとりがどういう人生を歩んできたのか、どういう人なのか、を全社員で理解している前提があるため、気軽に上司、同僚に相談できる組織づくりをしています。また、日常的には週に1度全社員で集まる時間を設け、カルチャーモーニングと題し、率直に今思っていること、個々人の状況をシェアできる場も設定しています。ガンという病気にかかわらず、日頃から社員間、上司部下間のコミュニケーションを常にとる体制、仕組みを構築しています。

 

制度

 

◆がんの早期発見のために健康診断を定期的に実施、また経営の優先順位に基づいて「健康が何より大事」という共通認識があるため、不調を感じた際の仲間の通院に対するサポート体制もあります。

 

◆また、普段からは創業時より農薬を使わないオーガニック食材を使った野菜中心のランチを毎日社員に提供しています。昼12時には社内の全員が食堂に集まり、食事の準備を自主的にし、食卓を共に囲むことで、ランチタイムに仕事以外の話で緊張がほぐれたり、体調面など自分の話がしやすい環境作りを7年間行ってきました。あらゆる病の根元になりうる人間関係におけるストレスを作らない仕組みです。

 

◆また、がんに限らず病気により休職した場合も、制度に人をあわせるのではなく、各人の病状やライフスタイルを尊重し、その人にあった働き方を提案し、実行できる風土があります。

 

講評・コメント

 

従業員の健康面に配慮した取り組みや、病気に限らず相談しやすい体制を整えられています。

 

がん罹患者の休職・復職のエピソードから、経営の優先順位一番を「健康」として事業運営されていることが伝わってきます。

 

支えあう風土と環境をさらに促進させるような制度づくりを進められることを期待しています。

 

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