がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社エグゼクティブの「がんと就労」施策

【がんアライアワード2019 シルバー】株式会社エグゼクティブの「がんと就労」施策

がんアライアワード2019に寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:株式会社エグゼクティブ

業種: 営業アウトソーシング

従業員数: 40名

ウェブサイト:https://www.executive.jp/

取り組みのきっかけやエピソード

 

・病気、介護、子育て、妊活・妊娠…、誰だっていつなんどき、どんな状況になるかわかりません。一人ひとり生活環境が違うのだから、一人ひとり働き方だって変わっていきます。当社にはフルタイム、短時間正社員(社員の性別、子供年令に関係なく選べます)、週3正社員(日数と時間を選べます)の3つの働き方があります。

 

・また、介護、子育て、通院…長く働いていくには通勤時間も大切です。そこで、当社では勤務地を3拠点(日本橋・立川・山梨)から社員自身が選ぶことができます。転勤はありません。これは、実際に通院、育児、介護などの事情と仕事を『両立したい』、『限られた時間の中で責任を持って仕事をしたい』、『(事情と向き合いながら)キャリアアップもしたい』という、社員の希望から制度になったものです。

 

・当社員が、がんに罹患した例はありません。しかしながら、病気・子育て・介護・妊娠など、様々な事情と仕事との両立はすでに多数の経験があります。

 

・今期は、がんに罹っている人の積極採用、正社員採用(スーパーフレックスにて)に注力し、チーム単位での業務遂行、社内コミュニケーションのオンライン化、自社開発の情報共有システムなどの制度的な側面に加え、社員同士の思いやりや協力により『どんな状況でも働いていける』ことを、改めて言葉にしなくても、その事が当たり前である環境づくりに向け、一歩一歩、取り組みを進めています。

 

風土づくり

 

◆どのような事情を抱えても、安心して働くことができる風土

 

介護・子育て・病気・外国人・高齢者・遠方に住んでいる人など、様々な事情を抱えた「働きたいけど、働きにくい全ての人が、安心して安定して働けるように」という企業理念の元に、どのような事情を抱えても、やりがいを持って働ける環境つくりを社員の声と共に一緒に作っています。

 

◆事情があってもあきらめないで、解決できる方法を自分と会社で一緒に考えるという風土

 

相談窓口の細分化と拡大を行ない、勤務・業務についての不安や悩みだけでなく、個人的な健康状態なども相談できる環境を整備しています。社長とのランチ面談、人事と個別相談などの対面の他、オンライン相談、電話相談など、全ての社員がどんな内容でも気軽に相談できる場として、窓口はいつでもオープンにされています。

 

◆制度の周知と活用促進のため、社内広報サイトを新設し、社員の多様な働き方を発信

 

社内広報サイト内、会議室本棚の通称『エグゼ図書館』などに、働き方制度に関する記事を掲載/展示をし、社員の目にいつでも触れられる環境にしています。

 

◆職場を離れていても「まるで会社にいるよう」な環境作り

 

会社の体制を「社員に会える」から「会えない」ことを前提をとした考え方に変更し、あらゆるコミュニケーションをオンライン上で行なうことにしました。これにより、「会社にいなくても、まるでそばにいるかのよう」な円滑なコミュニケーションが取れるようになり、仕事場所によって発生していた情報の断絶がなくなりました。「社員に会える」というこれまでの“当たり前”を変えることで、働く場所が会社以外でも、『おはよう』の声が社員全員に届くようになり、距離を超えた繋がりが作られています。

 

◆些細な感謝を互いに伝え、褒め合う『エグゼダイアモンド制度』

 

社員同士「困ったときはお互い様」の気持ちと、それぞれに思いやりや協力をもって支え合う風土が当社の根底に根付いています。些細な感謝の伝え合いは、よりよい風土の醸成と、多様な制度の確立に繋がっています。

 

相談できる環境づくり

 

◆いつでもどこでも相談、対応ができるよう社内インフラを整備

 

相談・面談窓口の拡充として、社長との1対1ランチ面談、オンライン上でのグループ相談窓口、個別窓口のほか、ビデオ会議などのオンラインツールを活用し、いつでも相談・確認できる仕組みを確立しています。

 

◆人事なんでも相談室の強化

 

オンラインチャット相談窓口を追加し、どこにいても相談ができるようになりました。事情を抱えながら仕事との両立ができる方法を一緒に考える環境を整え、社員からの相談全般にのっています。

 

◆長期休暇明け面談(復職後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)、入社後面談(入社後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)など復職後、入社後のサポート体制を整えています。

 

制度

 

◆がんに罹患したときに限定した制度ではありませんが、当社の企業理念に基づき、どのような事情があっても、働くことを諦めずにやりがいをもって安心して働くための制度と取り組みがあります。

 

◆キャリアブレイク制度

一般的な『退職』(社員と会社の関係が解消される)という概念を廃止。治療・子育て・介護など何かしらの事情で仕事を辞めざるを得なかった社員が、将来的に状況が変わり「会社に戻りたい」と希望した時に、いつでも職場に戻れることを目的とした取り組みです。休息期間の定めはありません。

 

◆勤務形態自由選択制度

すべての社員を無期雇用の正社員とし、フルタイム・短時間正社員・週3正社員の3つの勤務形態を、自分の生活環境に応じていつでも転換・行き来ができる制度です。社員の性別・お子さん年齢・期間にかかわらずすべての社員が活用できます。

(例:フルタイム→週3→短時間勤務)※一ヶ月単位で転換可能

 

休職から復職後は、多くの時間を勤務にあてられない場合もあります。勤務時間や日数の短縮や、時間単位のテレワーク勤務など柔軟な働き方があります。

 

◆NLPT制度(エヌエルピーティー)

※『No Limitations on the location of work Place and working Time.』の頭文字を並べた名称)

場所や時間にとらわれずに、働き方や働く場所を自分自身で選択することができます。会社へ出勤ができずともやりがいのある仕事をすることができるよう、勤務形態、勤務体制、場所、時間、期間など、状況に合わせた働き方を自身で選択しながら、仕事との両立を継続できる環境を整えています。

 

講評・コメント

 

社長とのランチやオンラインでの相談窓口など、病気に限らず相談しやすい体制を整えられています。

 

勤務形態自由選択制度で、生活環境に応じて3つの勤務形態を一ヶ月単位で選択できるなど、事情を抱えた従業員が働きやすい制度づくりを進められています。

 

がん罹患者の声を活かした制度づくりをさらに進められることを期待しています。

 

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