がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

株式会社アートネイチャーの「がんと就労」施策【シルバー受賞】 - がんアライ部

株式会社アートネイチャーの「がんと就労」施策【シルバー受賞】 - がんアライ部

第1回がんアライ宣言・アワードに寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

シルバー受賞:株式会社アートネイチャー

事業内容:各種毛髪製品の製造販売

従業員数: 3,251人  

創業:1967年

ウェブページ:http://www.artnature.co.jp/

 

がんアライ宣言

両立支援施策を推進します。

取り組みの背景や特色

  • 働いている社員の多くが、理容師、美容師といった技術職の方々。手に職がある分、離職率が高い。少しでも長く働いていただけるように、以前から育児やメンタルヘルス等との両立支援を行っていて、がんに関わる制度も拡充された。

 

  • ピンクリボンアドバイザーの資格を取っているのは、ウィッグを使用するお客様からのご相談に応えるため。

 

制度

  • がんに罹患し長期療養が必要な際は、年次有給休暇とは別に、「傷病休暇」を最長1ヶ月付与(有給)

 

  • 「傷病休暇」を取得し、さらに病気療養が必要な際は、勤続期間に応じ1~6ヵ月の「休職」制度を適用。その間は無給となるが、健康保険組合の「傷病手当金」により給与の3分の2が支給され、長期療養をフォロー

 

  • 復帰時に、時間短縮勤務が望ましい場合は、時間単位有給の活用が可能。1時間単位での取得を可能としているため、抗がん剤治療の通院で数時間休めば治療ができるような場合に、活用されている

 

  • 健康上の理由など、やむを得ない理由で離職した社員が、その事由が解消した際に再度当社で働くことを推奨する「ジョブリターン制度(再雇用制度)」を制定している

 

風土づくり

  • スマートライフプロジェクトや、がん対策推進企業アクションに参画

 

  • 健康経営を全社で推進するため、「AN健康宣言」を行い、5つの重要施策の中で、「がんへの取り組み」を位置づけている

 

  • 社会貢献活動の一環として、ピンクリボン運動を積極的に社内外で推進。全社をあげてピンクリボンアドバイザー資格の取得を奨励し、認定者は300名を超えて企業では最多となっている

 

  • 「病気治療と仕事の両立支援ガイド」を策定し、社内イントラネットで公開している。病気治療を行いながら就労を継続するためのサポート体制や制度の紹介を行っている

 

相談

  • 前述の「病気治療と仕事の両立支援ガイド」において、対応窓口を明示している。対応窓口を一本化することで、病気治療の相談、復帰後の軽減勤務に関する相談、治療をしながら就労継続を行うための相談など、それぞれの事情に応じた細やかな対応ができるように、努めている

 

  • がんにより入院、手術を行い1ヶ月以上休んだ場合、原則的に産業医面談を実施し、治療状況や就業上の配慮事項を確認し、就業制限について人事部で決定する。復帰後も、再発や体調変化に応じて社員から対応窓口に連絡できるようにし、あらためての産業医面談実施や、診断書や本人見解に基づいて産業医に相談を行っている

 

その他

  • 東京都「がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰(平成27年度)」にて優良賞を受賞

 

  • NIKKEI STYLE、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、労働新聞において、弊社取組を報道いただく

 

  • がんに罹患し、抗がん剤治療を行う社員から希望があった場合に、弊社が商材として取り扱うウィッグを無償貸与し、がん治療と職場復帰のサポートを行っている。

 

>>2018年度がんアライ宣言・アワード応募企業の事例集はこちら

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