がんアライアワード受賞企業の取り組み事例

   

ガデリウス・ホールディング株式会社の「がんと就労」施策【ゴールド受賞】 - がんアライ部

ガデリウス・ホールディング株式会社の「がんと就労」施策【ゴールド受賞】 - がんアライ部

第1回がんアライ宣言・アワードに寄せられた、各社の「がんと就労」への取り組みをご紹介します。

 

ゴールド受賞:ガデリウス・ホールディング株式会社

事業内容:専門商社

従業員数: 230名(グループ全体:ガデリウス・ホールディング株式会社、ガデリウス・インダストリー株式会社、ガデリウス・メディカル株式会社)

創業:1907年

ホームページ:https://www.gadelius.com/

 

がんアライ宣言

がん基金+休暇のサポート(寄付)など、みんなで支え合いながら、ひとりひとりのライフステージに合った働きやすい環境づくりをめざします。

取り組みの背景や特色

  • 在籍していた社員が立て続けにがんで亡くなったことがきっかけとなり、社長のアイディアで「がん基金」を設立。(費用は会社から捻出)

 

  • がんを抱えながら働くことに関して会社として理解を示していきたい、と、全国の事業所に社長が直接訪問し周知をした。(これは、通称「サンタツアー」と呼ばれ、毎年末に行われています。社長が各事業所を訪問し、社員の1年間の労をねぎらい感謝を伝えるとともに、従業員に会社として重要なことを周知し、また従業員の意見を吸い上げることを目的としています)

 

制度

  • がん基金(がんに罹患した社員に、治療費として100万円を支給している)
  • コアタイムなしのフレックスタイム勤務制度(社内における制度名称:スマートフレックス制度)
  • 最高75日の療養特別休暇制度
  • 在宅勤務制度

治療費の補填のみでなく、各々のライフステージに合わせて働き方を選べるような制度を設けています。

 

風土づくり

  • キックオフミーティングの場で、「がん基金」の設立の発表を行い、社長自らも各事務所に出向き、がん基金の趣旨の説明の場をつくっている。

 

  • 社員の健康管理、病の早期発見を目的とし、毎年健康診断受診率100%を目指している。(昨年度実績は約95%) 毎年人事部よりメールや社内イントラネットにて健康診断の受診を促し、それでも受診の予約をしない社員については人事部が社員に代わって健康診断の予約を入れている。また、再検査が必要な社員については、産業医より直接指導、人事部より再検査の督促の連絡を入れている。

 

  • がんを含むその他疾病に関する情報を、人事部よりメールやイントラネット内社内ブログにて定期的に配信している

 

相談

  • 社員のメンタルケアの一環として、臨床心理士の先生による相談窓口を設けている
  • 顧問契約している産業医からのアドバイスを受けることができる
  • 人事部が率先して、定期的に各事務所において相談の場を設け、困りごとなどないか相談ができる場を提供している
  • 罹患者には、当該部門のマネージャーはもちろんのこと、人事部からも定期的に面談の機会を設けている
  • 必要に応じて、ご家族の不安を払拭するために、会社の方針や対応について人事部がご家族にも直接説明をしている

 

その他

今年中に、休暇制度の改定をし、社員が自分の有給休暇を、がん(に限らずに、重篤な病気)に罹患している社員に寄付できるしくみを整える計画をしています

 

【エピソード】

  • 罹患者からは、治療費に加え、治療に専念しやすい働き方を提供してくれて大変有難いというコメントを頂いております

 

  • ご家族からも、家族面談もさせて頂いたことから、家族が、理解のあるよい会社に勤めることができて大変感謝していますとのコメントを頂いております

 

>>2018年度がんアライ宣言・アワード応募企業の事例集はこちら

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